台風の影響で降った記録的な豪雨により、鬼怒川が決壊してしまった茨城県の常総市の
若宮地区。
被害から日にちが経過してもなお水が引かず、引いてもライフラインが止まってしまい、復旧
もままならぬ状態が続いるといいます。
上空から撮影した映像を見ると、非常に広範囲に及ぶ浸水で目を見張りました。
堤防が決壊した原因に、民間の太陽光発電事業者が鬼怒川土手付近にソーラーパネルを
設置しようと掘削事業をしたがゆえと指摘されています。
太陽光発電といえば次世代を担うエネルギーとして注目を集めていますが、それが原因で
被害を起こしてしまっていたというなら皮肉な話です。
山肌を削り、河や海を埋め立て、削ってはならない堤防を削ったために風雨により未曾有の
被害が引き起こされてしまう。
人災と天災が組み合わされるととんでもないことになってしまいます。
自然を大切にといいつつ、開発の手を緩めることはしない。
人間は非常に矛盾した面を持っているものです。