塗装メンテナンス

こんにちは、増本です。

2年程前に弊社にて外壁塗装の施工をさせて頂いたアパートの現場にて、不具合が出てしまい数日前に確認しに行きました。

症状としては、塗膜が部分的に剥離し浮いてしまっていました。

現場写真

 

 

 

 

 

 

私が管理していた現場での出来事です。

施工前に下地の劣化状況や密着具合等、厳しくチェックした上で(密着テストもテープにて行いました。)、ご提案させて頂いたプランで最終的に決定したのは、ファイン浸透シーラーを塗布後、ファイン4Fセラミックでの施工となりました。

施工中の記憶として、天候も良く、もちろん各工程毎の必要空き時間をしっかり確保し、やるべき手順はキッチリと行っていたので、何が原因か・・・・・

原因を追及すべく

ご了解を得て剥離部分を捲ってみると

 

 

 

 

 

 

旧塗膜からの捲れである事は分かりましたが、なぜ旧塗膜から剥離してしまったのか!?

そこまでの判断がつかず、下手にメンテナンスをして、また不具合が出てしまう事は許されないので、ひとまずメーカーさんの指示を仰ぐことにし、その日は一先ず後にしました。

 

本日、メーカーさん立会のもと現場の調査をさせて頂きました。

結果、施工手順や使用塗料内容は全く問題はないですが、原因としては夏から冬にかけての温度差により旧塗膜が何年にも渡って収縮し、長年の歳月を掛ける事によって密着が弱くなってしまった為との事でした。

防止策として何があったのか・・・・メーカーさんいわく、①シンナーによるふき取りテスト(水性の塗膜では判断困難)弊社での施工前に一度他の業者様で水性塗料にて施工した現場でした。後は、②実際にテスト塗りをして様子を見てみる←様子を見ても最初の1~2年は不具合は出ないので、2年間様子をみた上で、実際に着工というのも非現実的。後は③旧塗膜を一度全て剥離した上での施工←確かに硬い方法ではありますが、そこまでの施工を標準化するのは極めてコストが掛ってしまうし極めて困難!

溶剤でなく水性を使用したら避けられたもでもないそうで・・・

いかなる理由であろうと、お客さに多大なるご迷惑をお掛けしてしまったのは事実。大変申し訳ございません。

メンテナンス方法としては、剥離部のみ直してもまたどっかしら剥離する可能性があるので、全ての塗膜を一度剥離剤を使用して捲ってから塗装し直すのが間違いない。とのメーカーさんよるアドバイスを頂きました。

しっかりと責任を持って早急に直した上で、お客様との信頼関係を少しでも取り戻していける様最善をつくします。

 

今後施工をする中で、二度と同じ失敗を避けるべく、どう対応したらいいものか、しっかりと追及していきます。

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