秋の長雨とはよくいったものです。
10月に入ってもお天気がすぐれず、湿度も高い状態が続いています。
台風の発生や進路状況もまだまだ気になるところです。
雨が降った翌日。
そのままカラリと晴れ渡ってくれれば問題はないのですが、
ジメジメしていれば発生するのが害虫とよばれるものたち。
特に蚊。
犬を飼ってみえる方は実感されていると思いますが、かかって怖い病気にフィラリアがあります。
フィラリアとは犬の心臓や肺動脈に寄生する寄生虫が起こす病気で、
最初は何も症状が出ず、咳などが出始めたらすでに手遅れになっているという怖いものです。
蚊がフィラリアに感染した犬の血を吸い、さらに他の犬の血を吸う時に、感染させてしまうのです。
蚊が媒体となっているのです。
このフィラリアを予防するために、犬に薬を飲ませるのですが、
飲ませる期間が「蚊の活動開始1ヶ月後から蚊の活動終了1ヶ月後」となっており、
年々この飲ませる期間が長くなってきているのです。
気温が高い時期が長くなり、蚊の活動できる状況も長くなっているためです。
犬と書きましたが、これは猫やフェレットなどもかかるということです。
昔から蚊というものはさまざまな病原菌を運んできます。
最近ではデング熱、ジカウイルス感染症など、油断も隙もありません。
雨上がり後は、蚊の発生に気を付けましょう。
特にこの時期の蚊というものは、蚊も必死なのかなかなか手ごわくて、
手でつぶそうにもすばしっこく逃げ回るのですから。