寒暖の差はありますが、暖かくなってきて活動しやすい時期になりました。
冬の間に見かけなかった生き物たちも目にする機会も増えてきています。
ところで、夜窓ガラスや壁などににペッたりと張り付いている、
内側からみると白い爬虫類系の生き物もそろそろお目見えする時期です。
この生き物は「ヤモリ」です。
よく「イモリ」と対比されるのが「ヤモリ」。
どのように違うのか、というと
爬虫類であり、乾燥している場所でも平気なのが「ヤモリ」。
両生類であるため、皮膚呼吸をするため身体を湿らせている必要があり、
井戸などの水中に住んでいるのが「イモリ」。
このため、昔からヤモリは漢字で書くと「家守」で、家の中に住んでいて家を守ってくれるもの。
イモリは「井守」で井戸を守ってくれると言われています。
苦手な方にはちょっとひいてしまうかもしれませんが、悪さをするわけでもなく、
むしろヤモリはハエやガなどの害虫を食べてくれるありがたい生き物。
生き物は人以上に敏感であり、
災害や異変が起こる前には安全な場所へ移動してしまうのだとか。
イモリやヤモリがいる場所は人にとっても安全な場所であるということかもしれません。