「千」という単位は大きなものですが、
身近なところに『千』の字が付く名称のものは結構あります。
文房具では千枚通し。重ねられている紙を刺し通して小さな穴をあけるための文具。
手を使って小さな穴をあけるための文房具です。
また京都の千枚漬け。聖護院蕪を薄く切り、樽に付け込んだものです。
蕪を千枚と言えるほど薄く切って作るのが名前の由来と伝えられています。
また、フランスのお菓子 『ミルフィーユ』
フランス語で「mille」(ミル)は「千」、「feuille」(フイユ)は「葉」の意味であり、
ミルフィーユは「千枚の葉」ということだそうです。
千里眼は具体的な距離(日本における千里=約3900㎞)を指すのでなく、
「長大な距離」や「四方全て」を表現しています。
このように、たくさんあることを千という表現を用いているのです。
とある番組が、放送1000回を迎えたということで、千について調べてみました。
千が縁起の良い数字であることは、間違いないようです。