2020年に開催される東京五輪のため、国立競技場が7月に解体されます。
今年1月より見学ツアーが開催され、今月22日を持って終了。
ツアー参加者は最終的には約2万6千人に到達したそうです。
解体惜しむ人の多さを物語っています。
この国立競技場、今は使われていませんが、
女性用の立ち小便器(TOTO製造:サニスタンド)があります。
(これはトイレまめ知識のコーナーでもご紹介させていただいてます。ご覧ください。)
また、国立競技場の芝は世界高水準です。パスの精度やドリブルの技術に貢献し、
各方面から「日本サッカーのレベルアップに貢献した」と称賛されています。
このように、取り壊すには惜しい国立競技場。
新国立競技場はの設計は、イラク出身の女性建築家、ザハ・ハティド氏に決定しました。
世界と共にオリンピックに向けて協力するという姿勢は称賛すべきものかもしれません。
流線型の印象的なデザインでもあります。
しかし、何が何でも新設をしなければならないのでしょうか。
総工費は1692億円。
オリンピックに伴う経済効果は期待できるのかもしれません。
ただ古きよきものや資源の大切さ、エネルギーの無駄使いが見直されている今だから、
なおさら疑問に思います。改修ではいけないのでしょうか?
現に、建築家の伊東豊雄さん(建築界のノーベル賞ともいわれるプリツカー賞受賞者)
は改修する案を発表されました。
競技場本体の建設費は半分に抑えることができるそうです。
改修過程も紹介していけば、後に続く開催国へのよい道しるべとなると思います。
そして『技術の国・ニッポン』が健在であるということと、オリンピックをより一層世界
にアピールできるいい機会だと思うのですが。
みなさん、どう思われるでしょうか。