地元小牧市にある国指定史跡 [小牧山]。
小牧山城を築いた織田信長の死後、1584年(天正12年)の
「小牧・長久手の戦い」で豊臣秀吉と徳川家康がにらみあった場所です。
正確には秀吉軍は犬山市の楽田に、家康軍は小牧市山に陣を敷いていましたが、
秀吉軍の別機動隊が家康の本拠地岡崎に向けて侵攻したところから長久手の地
で激突することになります。
当時の戦場としてはかなりの広範囲です。
長久手市の色金山歴史公園(いろがねやまれきしこうえん)は、小牧・長久手
の戦いの祭、家康が山頂に陣取ったという言い伝えが残る場所です。
当時の移動手段は馬か徒歩。当時の人はかなりの体力をもっていたに違いありません。
移動にかける時間の短縮のとどまるところを知らない現在に比べたら、当時は
緊迫してはいたものの、時間の流れは現在よりはるかにゆったりとしていたの
でしょうね。
そんなゆかりのある小牧山ですが、ふもとにある旧市役所本庁舎を取り壊したあと、
小牧・長久手の戦いに築かれた土塁や空堀を再現し、当時の小牧山の姿を復元する
そうです。
過去があるからこそ、現在・未来があります。
時には過去の出来事に思いを馳せるのもいいものですね。