8月15日の中日新聞朝刊に面白い記事がありました。
題名は『験かつぎ』。
要約すると
テレビ業界では番組の視聴率が神様である。
永いことどん底にあえいでいたあるテレビ局で、たてつづけに高視聴率番組をたたき
だした。
この某プロデューサーはさまざまの効能ある験かつぎを試みていたが、ある日突然
番組が大ヒットしたために、何が効いたのかがわからなくなってしまった。
そのためすべての番組でその時に行ったマジナイを行うこととなり、番組が始まる
前は大忙しとなり、またオンエア初日には3件の神社のお宮参りもすることとなる。
ところがある時番組がコケてしまい、ひどい視聴率になり、その後はやることなすことが
当たらず、凋落の一途をたどっている。
その原因を彼はこう分析する。
「あの時は忙しすぎて3つ廻る神社の最後を違う神社にしてしまったのがいけ
なかったのだ」と。
人それぞれに自分なりの物事がうまくいくように験かつぎをしているかと思います。
自分では意識せずとも。
でもあまりにもそのことにとらわれてしまいすぎると物事の本質を見失ってしまうし、
自分の験かつぎに多くの人を巻き込むものでもない、
ということでしょうか。