関東甲信が梅雨明けをしました。平年より2日早く、昨年よりも2日早いそうです。
とはいえ例年になく台風ラッシュに見舞われた先週。
晴れていると思いきや、一転して雲が垂れ込め、バケツをひっくり返したかのような大雨。
それも短時間で止み、またギラギラと日差しが照りつける。この繰り返しでした。
世の中、移り変わりが激しいですが、お天気までそうなってしまっているのでしょうか。
晴れていても雨が降ることを「キツネの嫁入り」といったものです。
昔は近所で嫁入りがあるという情報はみなが事前に知っているので、予想外の夜の提灯行列
があると、他の土地からの輿入れであり、これはキツネが嫁入りのマネをして人を化かしている
と言われていたそうです。
そのことから晴れているのに雨が降ることは奇怪現象であり、キツネに化かされているのでは
ないかということで、俗にいう天気雨を「キツネの嫁入り」と呼ぶようになったのだとか。
今年もこの「キツネの嫁入り」のような天候が多くなりそうです。
しかし、キツネを崇めつつも、不思議な現象はキツネのしわざにしてしまう。
物事はすべて決着をつけずとも、あいまいな部分も残しておく。昔のほうが今よりも遊び心と
余裕があったということかもしれません。