『家の性能』

本当に快適な家とは、家中が夏は涼しく、冬はそこそこ温かい家です。

エアコンに頼れば夏場の暑い日、湿気の高い梅雨時、冬の寒い日でも快適に過ごすことはできますが。

快適に暮らすためには、まずわが家の性能を知ることからはじめます。

部屋ごとの温度を測ります。リビング、キッチン、子供部屋、浴室・・・。日中と明け方とでどれくらい温度差があるのか、部屋同士の温度差はいくらあるのか。温度差が大きいほど性能は低いといえます。また天井部分と床付近の温度も測ります。空気は温まると軽くなって上昇するので、冬場だから足下が冷えるのではなく、家の性能の問題といえるのです。家の暑い、寒いがわかったら、どの点をおぎなってやればよいかを考えます。

現在は何事も早く、早くと結果を急いで出す傾向ですが、急いで改修をせず、徐々に過程を楽しみながら手を加えていく方法もあります。

「家は、生と死を経験して初めて一人前になる」

これは家とは長い付き合いであるという前提で生まれた言葉なのです。

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