お家騒動とは、江戸時代の大名家での内紛。
それを現代では、企業や家族といった組織における内部抗争を指しているのですが。
世間を騒がせている大塚家具をめぐるお家騒動のニュース。
経営方針をめぐっての父と娘の主張の違いが原因とされています。
大塚家具。そもそも社長の勝久氏の父親は箪笥職人であり、勝久氏は家業を手伝うなかで、
「お客様はただちに品を買ってくれるわけではなく、複数の店を吟味してからやっと購買に
至るわけで、何よりも商品の品質こそが大事である。」
という考えに至ったわけです。
それが、高級志向、会員制の大塚家具の原点だったというわけです。
勝久氏は当時では非常に画期的で先駆的な考えの持ち主であったといえるわけです。
しかし、時代は変わり、イケヤやニトリといったリーズナブルな家具の販売店が台頭し、
家具市場も住宅の備品としてのインテリアから、より自分らしい生活スタイルを演出するために
少しづつ買い足すものに変わっていきました。
時代の流れが変わっていくのですが、大塚家具が取り残されているのを危惧した娘さんと、
父親の意見が対立してしまっているのですね。
お家騒動といわずとも、世代間の意見の違いは当然あるわけですが、これを世間に公表する
方法いかんにより、かなり印象は変わってくるのではないかと思います。
どのように終焉するか、今後の動きが気になるところです。
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