太陽光エネルギーだけで飛ぶ有人飛行機「ソーラー・インパルス2号」。
世界一周飛行に挑戦で、今年3月9日にアラブ首長国連邦を出発しましたが、悪天候により、
6月1日に県営名古屋空港に緊急着陸していました。
県営名古屋空港の所在地は愛知県豊山町。近隣ということもあり、にわかに親しみがわいて
きます。
機体を動かすのは太陽光エネルギーだけ。1万7千枚のソーラーパネルでできた電力により
プロペラを回すことで、全長72メートルの翼をつけた重さ2.3トンもの機体を飛ばすのですから、
凄いものです。
凄いとしかいいようがない。
太陽光エネルギーとは太陽の光エネルギーを直接電気に変換する発電方式です。
もし地球全体に降り注ぐ太陽エネルギーを100%変換できるとしたら、
世界の年間消費エネルギーを1時間でまかなえてしまうのだとか。
また石油や石炭などのエネルギー資源は使い続ければいずれは枯渇してしまいますが、
太陽光エネルギーであれば、太陽が光り輝く限り無尽蔵であるということで、世界中から注目
されています。
資源に乏しい日本であればなおさらのことですね。
今回のソーラー・インパルス2号の世界一周が成功すれば、より太陽光エネルギーの活用に
大きく1歩近づいたということになりそうです。
ちなみにソーラー・インパルス2号のコックピットは1人しか入れないため、
ハワイまでの8172㎞を6昼夜ノンストップで操縦するという離れ業を行うそうです。
これはヨガで培ったテクニック「20分毎の仮眠をとる」で乗り切るのだとか。
ソーラー・インパルス2号は29日の午前3時に再出発しました。
操縦者ボルシュベクさんにエールを送りたいです。
LIXILの太陽光発電