車で走行中、予期せぬ渋滞に巻き込まれることがあります。
時間に余裕があればまだしも、約束の時間が迫っているときなどは、本当にイライラするもの
です。車は閉ざされた空間です。車高の高いトラックやバスならばまだしも、車から見えるのは
動かない前方の車の後ろ姿だけ。いたずらに時が過ぎていきます。
渋滞の元凶は車の台数が増えたことといわれがちですが、道路事情が大きく影響しているそう
です。
東京の渋滞がひどい理由は徳川家康公に原因があるときいたことがあります。
江戸幕府ができた当初はまだ政情が不安定でした。いつ何時敵方に攻め込まれるかわからない
と考えた家康公は、あえて江戸城(現・皇居)を中心に渦巻きの道を幾重にも作らせたそうです。
今も東京は三叉路やT字路が多く、交通渋滞が発生しやすいのだとか。
さすが江戸幕府を開いただけに家康公の知恵はすごいですが、これが現代にまで影響を及ぼす
ことになるということを家康公は予測されていたかどうか。
あと10日もすれば師走(12月)に突入します。また道路が一段と渋滞するシーズンの到来です。