走る伝統工芸列車 ななつ星

クルーズトレイン「ななつ星in九州」。

木やファブリックをあしらった、和洋・新旧融合の国内最上級の列車です。

名前の由来の「ななつ」とは、九州の七つの県、九州の主な7つの観光素材である

自然・食・温泉・歴史文化・パワースポット・人情・列車。そして7両の車両を表

しています。

木やファブリックを随所にあしらい、和洋・新旧融合の国内最上級の空間を演出。

九州の匠が腕を振るっています。

例えば壁やドアに施された組小細工は、福岡県の大川家具職人の職人が手仕事で

作り上げました。

組小細工とは、和室の障子・欄間(らんま)などの建具を作るときに使われる技法

の一つ。釘などを使わずに細かく割った木材を手作業で組合わせ、さまざまな模様

を編んでいく伝統的な技法です。

見た目も素敵ですし、外光をやさしく取り込んでくれます。

また客室の洗面鉢は有田焼の人間国宝 14代目 故酒井田柿右衛門氏が焼き上げられ

たものです。

いろいろな人たちの思いが込められたまさに走る伝統工芸列車。

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今までにない新しい列車の旅が楽しめるとのこと。どこに何がほどこされているのか

見るだけでも十二分に楽しめてしまうのではと思います。

九州だけでなく、日本各地での伝統を生かした列車を走らせるのもいいのではないで

しょうか。

地元企業とタイアップすればより地域活性化が進み伝統工芸も守れ、新しい発想も湧く

のではないかと思うのですが。

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